2016年1月10日日曜日

2016年新年の抱負~日本語教育編~



考えたら日本に戻って1年3ヶ月が経ったのですが、昨年は新しい職場に慣れるのが必死で...という言い訳で、前ほどいろいろな挑戦はできなかったように思います。一応、いろいろやることはやったつもりですが、これ頑張ったで!とも、これアカンかったな〜とも思えるようなことがあまりなく、なんだか全体的に良くも悪くも薄っぺらーい...というのが正直なところかもしれません。それがアカンかったことかもしれませんが...。

そんなわけなので、今年はやったものの数は少なくても、これはちゃんとやってんで!もしくは頑張ったけど、アカンかったわー!と言えるものを増やしたいなと考えています。まず1つ目はもちろん博論を進める...ということですよね。職場の同僚の協力もあり、リハビリ的に再始動しましたし、「今年中には博論の下書きだけでも終える」これが、まず1つ目の抱負です。ちょっと欲張りかもしれませんが、それを何らかの形で発表していくというのも付け加えておきます。

2つ目は、勤務校の留学生教育を取り巻く環境の改善でしょうか。具体的には「日本語教育を含む留学生教育への学内における理解や意識を高める」というのが一つあります。日本人学生はもちろんなのですが、他の教職員に対しても、小さいことからコツコツと働きかけていきたいなと思っています。まずは留学生の存在というものへの理解というところから始め、留学生教育、特に日本語教育の重要性への認識へとつなげていければいいなと思っています。そこから、流れが逆のような気もしますが、「グローバリゼーション」って、単純に英語でコミュニケーションできることではないという認識に繋がればいいのかなと考えています。

これプラス、もちろんなのですが、「日本語の授業の改善にも取り組みたい」と考えています。細かなことは色々ありますが、基本的に研究では日本語を必要としない学習者が、日本語の授業に何を、どこまで期待しているのかを知ること、そして、それをどのように実際の授業に反映させることができるかという点を特に今年は考えていきたいなと思っています。また、それと同時に、自分がそのような学生に対し、日本語の授業で何を求めるのかについても考え、それを実現するための方法についても考えたいと思っています。

結局なんだかんだやっていると、こんなにできるのか...とも思ったりしますが、まー目標は高くということで...。とりあえず、1つ目の点はお正月のうちに一歩(30cmぐらい?)前進したし、湯島天神に初詣に行ったし、ちょっといい気分です。でも、これで満足しないのが重要なんですよね(笑)

2016年1月7日木曜日

廃駅・メディア・日本のイメージ

いつかテレビで見たことがあるような気がするのですが、唯一の定期利用者である高校生が卒業する今年3月をもって廃止になる駅であるJR北海道 石北本線  旧白滝駅のことが最近、ネットで話題になっていました。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/01/05/kyu-shirataki-station_n_8914948.html

「廃駅」「秘境」「女子高生」(たぶん、これが一番?)......色々興味をひく要素があるんだと思うんですが、個人的に面白いなと思ったのが、学生のfacebookを見ていると、このニュースが色々な言語に訳されてシェアされているんですよね。ちなみに左からベンガル語、ミャンマー語、アラビア語です(たぶん)。




これ以外の言語にも訳されているのかもしれませんが、「これが日本が尊敬される理由!」などのコメントも見られ、良きにつけ悪しきにつけ、こうやってメディアによって、「国」というもののイメージが作られていくんだなーと実感しました。

乗車率が200%(!)にもなる総武線で通学している学生にとっても、非現実的に見えるかもしれませんし、ある意味理想の日本がこれなのかもしれません。